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旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
2023年の物流業界、年央の新型コロナウイルス（以下、コロナ）の感染症５類移行を経て、社会はAfterコロナとなったこともあり、業界の主たる話題はもっぱら「物流の2024年問題」一色という1年でした。コロナ対応で対策への時間が失われたことがとにかく手痛い打撃となりましたが、もはや状況はまったなしと矢継ぎ早に数々の動きがあった年でした。
そのような事情も背景に、昨年も多くのご相談をいただくことができました。これも偏に皆様のお陰です。社員一同、心より御礼申し上げます。当年も引き続き自動化をはじめとした省人化への取り組みを大きく進め、皆様の期待に応えられるよう尽力してまいります。
さて、コロナばかりに焦点が置かれたこの数年の間にも、オンライン空間の「社会化」は確実に進みました。オンライン空間は誰の生活にも等しく溶け込み、もはや消費者は今がオフラインかオンラインかを意識しておりません。結局コロナは我々の行動変容を強制的に促し、「新常態」をわずか数年でつくりあげてしまったのでした。
そして今年はAfterコロナの年明け。多くの小売業の取り組みは、これまでの「オンライン＝非接触対策」というテーマから、データドリブンをキーワードに、店舗（オフライン）であれEC（オンライン）であれ、「顧客の購入快適」を目指したOMOへ向かって進化を続けております。当年も様々なアイディアが試される1年になると考えており、当社は引き続きこのOMOに不可欠な物流機能を積極的に対応、開発に邁進する所存です。
2024年の世界は、混沌の度合いを益々深めていくばかりで全く予断を許さない情勢で、国内においてもそれと同じとの認識に至らざるをえない情況下での年明けです。しかし、いかなる情勢にあっても『物流普遍は変わらず』をモットーに、今後も業界の確かな一翼を担うべく、全社一丸となって不断のチャレンジを続けてまいります。
本年も変わらぬご支援を賜りたくお願いする次第です。
最後に、皆様のご健勝とご発展を祈念申し上げます。
ロジザード株式会社
金澤 茂則