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サスティナビリティな物流の未来を切り開き、「顔の見えるクラウドサービス」の体現へ向け不断のチャレンジを続けてまいります。

代表取締役社長
金澤 茂則

株主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

ロジザードがクラウドでアプリケーションのサービスをスタートさせたのは2001年です。これまでの20年、幾度の危機がありながらも世界は情報通信技術の進化とともに発展してまいりました。当社は、その技術をいち早く取り入れ、社会に必要不可欠な物流・在庫管理の分野に特化したクラウドサービスを展開している企業です。

創業から一貫して、安心安全な物流環境を作ることを会社のミッションとして、主に中小企業の物流・在庫管理に貢献したいと考え、素早い導入・低コスト・運用を止めない手厚いサポートを顧客価値と定義し、国内のみならずアジアの国々のあまたの現場にサービスを届けるため奮闘しております。

皆様もご存知の通り、我が国は人口減少により働き手の減少が続いております。こと物流は労働集約的産業であることから働き手不足は深刻です。人の労働力を機械などの活用によって代替するなど一層の生産性向上へ向けた取り組みが必須の状況です。当社は、現場の生産性を向上する技術に積極的に取り組み、サスティナビリティな物流の未来を切り開きます。

そして、新型コロナウイルス感染症流行の危機によってオンライン販売に取り組んできた小売業は、5類への移行による対面販売の復調を受けて、改めて店舗の役割の重要性を再認識するに至っております。今後は、店舗もECもオンラインで便利に利用したいというAfterコロナの消費者ニーズへ対応するOMO(※1)への動きが活発化し、これまで以上に物流・在庫管理への期待が拡大すると考えております。当社は、このニーズに対応するサービス開発で、これを支える物流業界と同じ使命感を共有し支えてまいります。

これからの時代、AI技術などにより多くの仕事は自動化されていくことも想像されています。しかしながら、人の感じることができる本当の価値は、やはり人にしか生み出せないと考えます。当社は複雑化する物流を牽引する人の育成と成長が会社の本質価値増加と事業成長の源泉となると考え、今後も一層の人財投資をし、今中計のテーマでもある「顔の見えるクラウドサービス」の体現へ向け不断のチャレンジを続けてまいります。

今後とも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(※1 OMO(Online Merges with Offline)とは、オンライン・オフラインを区別することなく、オンライン上に統合された状態を構築することで、これまでにない新しい購買体験を提供する概念や取り組みのこと。)

2023年6月8日

代表取締役社長
金澤 茂則